母のうれしい変化

穂高からの帰り、母の希望で諏訪のサービスエリアに立ち寄った 

久しぶりの諏訪湖 


懐かしい景色 



ところで 

その母のこと 


pakawaより料理が丁寧で、手早くて、上手で、 

好奇心も旺盛だった母だったのに 

このところ一緒に暮らしてみて感じていたのが 

手際が悪くなり、細かい作業がおっくうになり 

そして、何より新しいことへの好奇心が薄れてきたという現実 

それは仕方のないことなのだからと あまり気にしないようにしていた 


入院中の伯母が、食に関して あまり関心が深い人ではなかったことに加え 

糖尿病を患っていたせいか 

食べる物に対する関心が薄く 

そして保守的であった 


その食事の世話をしていたから 

よけいに新しい味や食材に興味を持たなくなっていたこともある 


母に刺激を持ってほしくてインターネットなどで調べた新しいレシピなどを 

一緒に作ろうと持ち掛けてもみたが、おっくうがる母の気持ちもわかり 

あまり無理強いせずにいた 


何より、母の昔からの味が好きだから 

近年、彩りとぼしく「茶色」に偏ってはいたけれどね 


今日、仕事から戻ったら 

相変わらず茶色だけれど 

鶏と新ごぼう、こんにゃくの味噌煮ができていた 


見た目は、いつもの母の料理だったし 

それほど目新しい感じの料理でもないのだが 

いつもの味と少し違いを感じた 

「これ、美味しいね~」と素直に感想を述べた 


「ちょうどテレビの料理番組でやっていたので 参考にして作ってみたのよ

 味付けの分量は厳密ではないけれど 

いつもと違う手順で、加えるものも違ったし 

牛蒡の下ごしらえ、これまでにやったことない方法だった」と 

母語る、語る 


この変化がすごく嬉しかった 

変わったのではなく 

少しだけ戻ってきてくれたことが頼もしく思えた   

pakawaの反省部屋

バツイチ独身貧乏シニアの日々徒然

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