メンテナンスのこと、年を取るということ
4月頭に弟家族が来た時のこと
「2階トイレのウォシュレットの調子がおかしかった」と言うので
管理を任せている地元の建設会社にチェックをお願いしてあった
この家が建ったのはpakawaが高校生の頃だったと記憶している
建築をお願いした地元の建設会社が何十年経った今も面倒をみてくださっている
メンテナンスや修理、庭木の手入れなど 家に関するすべてのことをお願いし、鍵もお預けしてある
調べて頂いた結果、故障ではなかったものの
何せ、築年数が四十年ほどになったので
何年か前に済ませた屋根の大掛かりな改修工事に引き続き
今後のメンテナンスなどに関して色々と打ち合わせの必要が出てきたというわけで
今回の目的は、この家を長年担当してくださっている専務さんと
外壁補修工事の件やら今後のことで打ち合わせをすることだった
昼過ぎの約束時間にやってきた専務さんと世間話しなども含めて2時間近くお話をして
今後の見通しなども少しハッキリしたことで 母もすっかり安心したようだった
東京の大手メーカーさんと違い、親族一同で
地元に長年根付いている建設会社さんなので
この家を建てる時に深く関わって下さった会長や社長は既に亡くなり
そのご子息や甥御さんたちが後を引き継いで今に至っているので
お互いの父親の思い出話やら近況報告やらの時間のほうが長くなってしまうのは常の事だ
専務を見送った頃には雨も上がっていたので
こちらに来たら母が必ず買い物に行くお店を何軒か訪れた
どの店もpakawa父が生きていた頃からの付き合いだ
味噌屋さん、わさび漬け屋さん、 養蜂場がやっている蜂蜜屋さん、 お漬物屋さん
今となっては、大型のスーパーが立ち並び買い物は東京と同じように買える便利さが増し
また、東京でも買えるものばかりなのだが
「お味噌はここで」「わさび漬けはここで」と
インターネットで買い物をしない母や伯母にとっては
長年の慣習を変えることは難しい
年を取るということは頑固さが増すということだ
新しいことに慣れる気力や体力が衰えることで融通が利かなくなり、頭が固くなる
pakawa自身もすでにその道を歩き出していると 少しずつ自覚している
打ち合わせ、そして買い物の運転手にと
よく動いてくれたと
母が竹風堂の栗蜜豆をごちそうしてくれた
スキーに通い詰めていた若いころには
まだ、あちこちに店を持たず東京のデパートにも出店していなかった小布施の和菓子屋さんが
今では、安曇野インターのすぐ近くにも出店しているおかげで
美味しい栗鹿の子が穂高でも食べられる
何をするでもなく時間がたくさんあるので
こちらにいる間に
友人から頼まれていた刺繍を一気に仕上げることができた
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